護法少女ソワカちゃん第1話(その2)・注釈

護法少女ソワカちゃん第1(その2)の注釈のページです。
動画のコメント、mixiソワカちゃんコミュ2chソワカちゃんスレなどを
参考にさせていただきました。ありがとうございました。
見覚えはあるのですが不明な元ネタ(特に絵画関係)は項目名として挙げておきました。
分かり次第更新いたしますので、御寛恕のほど、よろしくです。
また、漏れ・間違いなどお気づきの方は、こちらでご指摘いただけると助かります。

揵闥婆城

揵闥婆(乾闥婆・けんだつば)は仏教を守護する楽神で、八部衆の一つ。
サンスクリット語ではガンダルヴァと呼ばれる。
揵闥婆城(けんだつばじょう)は、揵闥婆が見せる幻の楼閣、蜃気楼のこと。
以下、大智度論からの引用。

揵闥婆城(けんだつばじょう)の如しとは、
日の初めて出づる時には、城門、楼櫓、宮殿、行人の出入りを見、
日の転(うた)た高うなりて、転た滅す。
此の城は、ただ眼に見るべきも実の有ること無し。是れ揵闥婆城と名づく。

-奇譚

ウォルポール『オトラント城奇譚』のもじり。
また田中芳樹の作品で『纐纈城綺譚(こうけつじょうきたん)』という武侠小説もある。

冒頭シーン1

ジョルジョ・デ・キリコ『街の神秘と憂鬱』。

冒頭シーン2

ジェームズ・アンソール『笑いから涙へ』。
その1からその2への展開を暗示する画題か?

タイトルシーン

ヘンリー・ダーガー『少女たちの戦いの物語』。
文字通り「少女たちの戦いの物語」がこれから始まる。

そこらに散らばる謎のアイテム

既出のアイテムに、サルバドール・ダリ『ロブスター電話』、ルネ・マグリット『指の生えた靴』が混じってる。

ウチは平屋だったような

描かれているのはスコットランド・スターリングのスターリング城
ウォルター・スコットの 『ウェーバリー(Waverley)』という小説で使われた挿絵が元ネタ。(参考画像

中はとってもあなくろい世界

小栗蟲太郎『黒死館殺人事件』の舞台、黒死館をモデルにしている。
全くの余談だが、黒死館館主の降矢木家は千々石ミゲルを祖先に持つ家系とされる。
なお、アナクロは「アナクロニズム」の略で、流行遅れ・時代錯誤のこと。
「あな(=とても)」「黒い」に掛けているかも知れない。

階段左下、白い女の首

ズジスワフ・ベクシンスキーの作品(作品名不詳)
「三回見ると死ぬ絵」という都市伝説で有名らしい。

階段右下、時計

装飾は竜か? 元ネタ不明。

何だか不吉な絵面

三枚の絵は『黒死館殺人事件』に由来。以下、引用。

階段廊の三方の壁には、壁面の遙か上方に、
中央のガブリエル・マックス作「腑分図(ふわけず)」を挾んで、
左手の壁にジェラール・ダビッドの「シサムネス皮剥死刑の図」、
右手の壁面には、ド・トリーの「一七二〇年マルセーユの黒死病(ペスト)」が、掲げられてあった。

二基の甲冑武者

綴織(ツルネー)を持つ二基の甲冑武者も『黒死館殺人事件』が元ネタ。
ただし『黒死館』では左手は「ローマ教会のミサ」、
右手が「エーカー尺を持つクェーカー宗徒」が描かれていたとされる。
主人公の法水麟太郎はそれを「Mass(ミサ)」+「acre(エーカー)」=「Massacre(虐殺)」の暗喩と解釈した。
本作では左が中国の国旗、五星紅旗。手前の人物は映画『シャイニング』の主人公・ダニー。
右が海賊旗(ジョリーロジャー)と、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ
「中国国旗→赤→RED」+「海賊→ラム酒→RUM」=「REDRUM」。
それを反転させた言葉「MURDER(殺人)」を示唆している。
映画『シャイニング』で少年ダニーが「REDRUM…」とつぶやき続ける場面を参照されたし。

大きな虫とかの類

オディロン・ルドン『蜘蛛』。
「大きな虫」という表現はカフカ『変身』を意識してるかもしれない。
ちなみにルドンの『蜘蛛』はトンマーゾ・ランドルフィ『カフカの父親』の装丁にも使われている。

ココアルンバ

コーヒールンバ』のもじり。

「爪」の文字で逃げるシーン

アクションゲーム・PSP版『海腹川背』の「ロープ張り付き(粘着ロープ)バグ」が元ネタかも知れない。
あるいはゼルダシリーズのフックショットという意見もあり。他にも似た技は多い。

ここはやっぱり私たちが住んでるところ

ドアの文字(sowaka)は映画『SAW』を意識してるのか?
格子から出た腕は、ビデオ版『呪怨』の1シーンが由来と思われる。(この動画の7:15くらい)

呪ディ怨グ

映画『呪怨』と歌手「ジュディ・オング」を掛けた洒落。

いろんなものが変わってる

クーヤンの王将はチェスのキングに、
ソワカちゃんの布団は豪華なベッドに変わってしまったようだ。

パパは一体どこに

一瞬、声が聞こえる気がする。

間奏シーン1

レメディオス・ヴァロ『Insomnio』。(直訳すると「不眠症」)
なお、間奏部分のドラムはセカンド・ラインと呼ばれる独特のリズム(参考動画)が使われているようだ。
アメリカ南部黒人の葬送曲に由来するリズムで、パパの死を暗示する渋い演出と言えるだろう。

間奏シーン2

エドガー・エンデ『窓の十字架』。
『窓の十字架』はエドガーの息子に当たるミヒャエル・エンデの『鏡の中の鏡』の表紙としても使われている。

間奏シーン3

マウリッツ・エッシャー『相対性』。

間奏シーン4

長い廊下は女神転生のような3DRPGを意識してるようだ。
部屋から飛び出してきたのはアーノルド・ベックリン『ペスト』。「黒死(=ペスト)館」に掛けてると思われる。
その後、現れたのはもはやお馴染みの眼球たん。
このシーンで奏でられるメロディは映画『悪魔が来りて笛を吹く』(1979)のテーマ曲、山本邦山『黄金のフルート』。
なお、ベックリンの『ペスト』は丸尾末広が描いたAUTO-MOD『レクイエム』のジャケットの元ネタでもある。

忽然と現れた謎の物体

マックス・エルンスト『セレベスの象』。

呪法は解けた

映画『SAW』でのゲームクリアのような後味の悪さだ…。
「その1」の「ケチャップ味の暴力」や「野菜ソムリエ」が伏線だったという解釈もある。


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Last-modified: 2008-05-13 (火) 04:58:21 (3812d)