護法少女ソワカちゃん第10話(その1)・注釈

護法少女ソワカちゃん第10話(その1)の注釈のページです。
動画のコメント、mixiソワカちゃんコミュ2chソワカちゃんスレなどを
参考にさせていただきました。ありがとうございました。
漏れ・間違いなどお気づきの方は、こちらでご指摘いただけると助かります。

機械居士かく語りき

ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』のもじり。
「機械居士かく語りき」は曲名、「メカ沢先生かく語りき」はエピソードのサブタイトル。
「機械居士」は「マシン居士」と読むことで「果心居士」に掛けているかも知れない。

冒頭のシーン

武者小路実篤が描いた絵が元ネタ。画讃「仲良きことは美しき哉」で有名。
ソワカちゃんが着てるのは着ぐるみ商品・天然ボケなすちゃんか?

前奏

New Order『Blue Monday』へのオマージュ。

メイドと執事

給仕しているメイドは浅田彰参考URL)、後ろで立っている執事は吉本隆明参考URL)がモデルと思われる。
中沢新一を含め、3人ともニュー・アカデミズム(ニューアカ)と呼ばれる思潮を代表する人物。
なお、メイドの元ネタは香山リカという説もあり。
TACOという伝説のパンクバンドに在籍していた経歴もあり、音楽的にも作者の趣味に合致するように思える、とのこと。
著書『ポケットは80年代がいっぱい』で中沢新一と対談もしている。

石焼ビビンバ、冷麺、カクテキ

どうも韓国料理でもてなしてもらったらしい。OPでメカ沢先生が手にしていた「はじまりの冷麺」に掛けたのだろう。

タイトルシーン

「умственная функция депрессия」はロシア語。
直訳すると「精神病性うつ病」あるいは「精神機能低下」か?
機械仕掛けのコケシ、ソワカちゃんが手にするリモコンは『鉄人28号』が元ネタかと思われる。
なお『鉄人28号』の主人公・金田正太郎は、美少年好きを表す「ショタコン」(=正太郎コンプレックス)の語源でもある。

BAR ARABIQ

中井英夫『虚無への供物』に登場する男色酒場(ゲイバア)「アラビク(ARABIQ)」が元ネタ。
小説では下谷・竜泉寺の辺りにあるとされ、西日暮里からも割と近い。

マローラモ探偵事務所

マロ、探偵だったのか!
「本質直感」「探偵」「チベット修行」という要素から、笠井潔の「矢吹駆シリーズ」が連想されるが…。
また、マローラモのモデル、パンツェッタ・ジローラモが2007年3月まで出演していた
Honda SWEET MISSION』というラジオ番組がある。探偵事務所「FLOWER COMPANY」が
世界にちらばる「エージェント」から寄せられた情報を紹介する、という内容だが、それに由来するかも知れない。
あるいはハードボイルドの代表作、レイモンド・チャンドラーの私立探偵フィリップ・マーロウシリーズに掛けてるのかも。

夜を往くエージェント

アイドル育成ゲーム『THE IDOLM@STER』に登場する曲『エージェント夜を往く』に由来。
本来は菊地真の持ち曲だが、双海亜美・真美バージョンの特徴ある歌い方(とかちつくちて)が有名。

レイコ ゾー

もちろん『麗子像』に由来。

VALIS

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』で有名なSF作家、フィリップ・K・ディックが
自らの神秘体験・オカルト神学を元に著した晩年の作品『ヴァリス』に由来。
Vast Active Living Intelligence System(巨大にして能動的な生ける情報システム)の略。
「宇宙の本質は情報である」という考え方に基づく概念。

あらビクいけ

マロが読んでいる元の文章がなにやらフランス書院っぽい。

復号鍵

公開鍵暗号方式(非対称鍵暗号方式)で使用される復号化のための鍵。
送り手は、受け手の公開鍵(暗号鍵)を利用して暗号化し、
受け手は、自分の秘密鍵(復号鍵)を利用して復号化する。

NVTRIQVN

「NVTRIQVN(ノタリコン)」はカバラの暗号方法の一種。
文章の頭文字などを組み合わせて埋められたメッセージを解読する方法。

平和大好き☆ソワカちゃんの憲法9条暗号解読講座

まさか、4話のあれが伏線だったとは…。

受信 再会 解読 かく語りき

J・Aシーザーの合唱曲、特に『少女革命ウテナ』の挿入歌『ワタシ空想生命体』を想起させる。

間奏のシーン

メッセサンオー、Laox、石丸電気、サトー無線、ラムタラ、GIGO…どう見ても秋葉原。
麒麟・田村やアムロのコスプレ、FL-Chanなどキャラも見所沢山。
「強力わかもと」の巨大看板は、映画『ブレードランナー』が元ネタ。(こちらの動画の17秒くらい、または静止画を参照)
原作は『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』で、フィリップ・K・ディック繋がりと思われる。

稚児イネルワイゼン

鈴木清順監督の映画『ツィゴイネルワイゼン』のもじりか。
原作は内田百閒『サラサーテの盤』で、サラサーテ『ツィゴイネルワイゼン』のレコードを巡る物語。
なお「稚児」は女人禁制の仏門や公家・武家で召し使われた少年のこと。男色の対象となることもあった。

比丘尼スタイルのお嬢さん

Brian Hylandの1960年のヒット曲『ビキニスタイルのお嬢さん』のもじり。
(原題:Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka-Dot Bikini)
ビルボードHOT100で1位を記録し、日本でも田代みどりや坂本九らがカバーした。

JACKCHOU

女流作家で尼僧の瀬戸内寂聴に由来。

妙法蟲聲經(みょうほうちゅうせいきょう)

怪奇作家・ラヴクラフトが創始した「クトゥルー神話」に由来。
「妙法蟲聲經」は架空の書物『ネクロノミコン』(原題『アル・アジフ』)を経典として漢訳したものとされ、
殊能将之『黒い仏』でギミックとして使われている。
なお「狂えるアラブの詩人アブドゥル・アルハザードが…」の下りは、『ネクロノミコン』の由来そのもの。

狂えるアラブの詩人(想像図)

キャラクターデザインはお笑い芸人・世界のナベアツを元にしてるという説がある。

PKD(Patienten Kollektiv Drei)

ドイツ語で、直訳すると「三人の患者団」か?
旧西ドイツの極左テロ組織「SPK」(Sozialistisches Patienten Kollektiv=社会主義患者集団)に由来すると思われる。
ハイデルベルグ大学の医学部を中心に組織され、薬や医師を「患者階級」の敵とみなして闘争を行ったらしい。
オーストラリア出身の「SPK」というインダストリアル・ノイズ・バンドの名前の由来にもなっている。
なお「PKD」は前述した『ヴァリス』の作者、フィリップ・K・ディック(Philip Kindred Dick)のイニシャルとも一致する。

ナースIDE

フジテレビの深夜番組『オールナイト・フジ』で活躍したタレント、ナース井出のもじり。
IDEはパソコンにハードディスクを接続するための規格の一つだが、関係あるかは不明。
アメリカの叙情派バンド「ide」に掛けてるか…?

患者X

チェコの作家、カレル・チャペックの『流れ星』に登場する「患者エックス」が元ネタ。
飛行機事故で運び込まれた身元不明の患者エックスの半生を、
尼僧看護婦・千里眼と名乗る男性入院患者・詩人の3人が各々想像する物語。(こちらのサイトに個人による翻訳有り)
なお同作家の作品『ロボット(R.U.R.)』は、「ロボット」という単語を生み出したSFの古典として有名。

咄嗟に護身の印を結んだが

浄三業・佛部三昧耶・蓮華部三昧耶・金剛部三昧耶・被甲護身の5つの印と真言を用いた、
密教で一般的に用いられる護身法(ごしんぽう)を試みたようだ。

コミケってアキハバラじゃなかったんだ!!

そのようです。

改造を施されて

ショッカーに改造を施された仮面ライダーのほのめかしか?

戴冠せるアナーキスト ヘリオガバルスII世

アントナン・アルトーの小説『ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト』に由来。
ヘリオガバルスは実在したローマ皇帝で、伝統から逸脱した猟奇的な行動で知られる。
なお、アルトーの小説に材をとった宇月原晴明『信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』という伝奇小説もある。
織田信長が「第六天魔王」(=波旬)を自称していたことを考えると興味深い。
「II世」は「聖飢魔II」に掛けているかも知れない。

黒瓜

白髪交じりの外観・口調は手塚治虫『ブラック・ジャック』の主人公・間黒男(はざまくろお)をイメージしてると思われる
名前の「黒瓜」は20世紀最大の魔術師、アレイスター・クロウリーに由来。
星野桂の漫画『D.Gray-man』に登場するキャラクター、アレイスター・クローリー三世がモデルという意見もある。
なお、クロウリーをモデルにした「黒瓜」というキャラは、女神転生シリーズ『女神異聞録ペルソナ』、
三山のぼる『メフィスト』、寺沢大介『喰いタン』などにも登場する。

ラストシーン

曲の最後に入るピアノのような音は、エレクトロ・ポップをやるようになった頃の
SPKの代表曲 『Metal Dance』のラストほぼそのままとのこと。
(Youtubeにライブ映像があるが、バージョンが全く異なるらしいので注意)


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Last-modified: 2011-02-26 (土) 19:56:45 (2338d)