護法少女ソワカちゃん第1話(その4)・注釈 †
護法少女ソワカちゃん第1(その4)の注釈のページです。
動画のコメント、mixiソワカちゃんコミュ、2chソワカちゃんスレなどを
参考にさせていただきました。ありがとうございました。
漏れ・間違いなどお気づきの方は、こちらでご指摘いただけると助かります。
冒頭シーン †
映画『カッコーの巣の上で』が元ネタ。(参考画像)
精神異常を装って刑務所を逃れた男が、精神病院から自由を勝ち取ろうと試みる物語。
ジャック・ニコルソンが演じる主人公は最終的にロボトミー手術を施されてしまう。
イントロ †
『ウルトラマン』のオープニングテーマへのオマージュ。
タイトルシーン †
巨大化したソワカちゃんが闘っているのはウルトラマンに登場するバルタン星人。
HE'S INSANE YOU ALL GO MAD †
英文だが声に出して読むと曲名の『秘陣閃耀降魔』(ひじんせんようごうま)と聞こえる、いわゆる空耳の言葉遊び。
ロボ田とトミ田 †
警察手帳に書かれているフルネームは「ロボ田ひろし」と「トミ田きよし」。
頭の包帯とロボ+トミで精神外科手術『ロボトミー』を示唆してる。
往年の刑事ドラマ『噂の刑事トミーとマツ』や、黒田硫黄『セクシーボイスアンドロボ』を意識した名前かは不明…。
種々工巧の間 †
「種種工巧」は仏典で説かれる毘首羯磨(びしゅかつま)の漢訳。
本来は帝釈天の眷属で種々の道具・工芸品をつくる神だったが、
転じてインドの伝説的な仏師の名前として巷間に伝わった。
「仏より先に言るゝ毘首羯磨」と謂われるように日本には毘首羯磨作とされる仏像が多い。
聖セバスチャンの殉教 †
グイド・レーニの「聖セバスチャンの殉教」に由来。
聖セバスチャンは3世紀のローマ帝国軍人で、キリスト教の殉教聖人の一人。
三島由紀夫がこの絵を大変好み、『仮面の告白』ではこの図を見ながら射精したことを明かした。
またガブリエレ・ダンヌンツィオの戯曲『聖セバスチャンの殉教』を共訳し、
さらには澁澤龍彦が監修した雑誌『血と薔薇』創刊号で自らがモデルになった写真も残している。
本作の場合、ポーズなどから、この三島の写真が元ネタのようだ。
夢いっぱい †
イギリスの現代美術家、ダミアン・ハーストの作品『Hymn』(=賛美歌)が元ネタと思われる。
夢の文字が詰まっている様は脳内メーカーのパロディか。
へんなメモ †
松任谷由実『リフレインが叫んでる』を強引にもじった文面だが、文頭の文字を縦に読むと…。
どうしてどうしてぼくたちは
ぐあってしまったのだろう
らわれるほどだきしめた
まいごのはるにみたゆうひは
ぐろこぐもてらしながら
らんねっとにきえていった
絵はピンク・フロイド『原子心母』のジャケットが元ネタ。
件(くだん)は半人半牛の姿をした妖怪。人間の言葉を話し、未来を予言する怪物とされる。
小松左京の短編『くだんのはは』に掛けた「くだんのパパ」の洒落かも知れない。
(ちなみに小松左京『くだんのはは』は靖国神社を歌った曲『九段の母』に掛けた書名らしい)
ホワイトアウト †
冬山などで雪や雲などによって視界が白一色となり、方向が識別不能となる現象。
織田裕二が主演した映画『ホワイトアウト』のタイトルで一般に広まった。
クラインの壺 †
クラインの壺は境界も表裏の区別も持たない、位相幾何学で扱われる2次元曲面の一種。
メビウスの輪を3次元に適用した概念とでも言えばいいだろうか。
本作同様、『うる星やつら』でも尿瓶(しびん)に似たクラインの壺が登場した。
ちなみに浅田彰のベストセラー『構造と力』の装丁でもクラインの壷がモチーフに使われている。
また、岡嶋二人の作品に『クラインの壺』という仮想現実をテーマにしたミステリーがある。
話の内容 ホントどうでもいいよ †
ひっそりと韻を踏んでいる。今回の歌詞は他にも韻を意識してそうな箇所がいくつかある。
コックリさん †
五十音のひらがなを並べた紙と十円玉を使う、占いの一種。漢字では「狐狗狸さん」と書く。
HAL→IBM変換 †
今回使われているのはシーザー式暗号(カエサル式暗号)と呼ばれる暗号方式。
コックリさんの五十音表を参照し、各文字を一字ずつ次の文字にシフトさせると
「よく聞け俺らグルグル」のメッセージが解読される。
ゲーム『たけしの挑戦状』に登場するひんたぼ語とほぼ同じ仕組み。
また、『2001年宇宙の旅』に登場したコンピュータ「HAL」を同方式で解読すると「IBM」になる。
突然血相変える刑事達 †
目が怖い…。
刑事の呪文 †
回転しているのはジョージ=ヘイ編『魔道書ネクロノミコン』の「ネクロノミコン断章」内にあるルルイエの蝋板に刻まれた文様。
本文の記述によれば、大いなるクトゥルーへの嘆願に用いるらしい。
箱的なもの †
箱に描かれているのは『攻殻機動隊』からWEBに普及した「笑い男マーク」。
なお、後述の「魑魅魍魎」の文字を考え合わせると、京極夏彦『魍魎の匣』の仄めかしかも知れない。
わけのわからないもの †
仏教説話『四匹の毒蛇』が元ネタ。エンディングの注釈を参照されたし。
押し入れの天狗 †
「お静かに」を始め、絵で会話する癖があるらしい。
よく見ると「お静かに」の絵はゴルフではなくゲートボールか?
シャランラ、シャランラ、ヘイヘイ♪ †
『魔女っ子メグちゃん』のオープニングのスキャット。
漢字は? †
5インチフロッピー †
1976年、アメリカのシュガートアソシエイツ社によって考案された5.25インチのフロッピーディスクのこと。
それまで主流だった8インチフロッピーとの互換性を評価されて一時的に普及したが、
1980年、ソニーが開発した3.5インチフロッピーが登場して以降は徐々にシェアを奪われていった。
天狗の最後の言葉 †
蛇と股と根で「じゃ、またね」の意か?
寺が空を飛んでいることに気付く †
ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズの飛空挺を思わせるシーン。
彼方を久々に登場した使徒使徒ぴっちゃんが飛んでいる。
頭に手を置くソワカちゃんの仕草が可愛い。
咄嗟に前に構えたこの五鈷杵 †
分かりにくいが、背後に浮かんでいるは大日如来か?
背景の七色の光はバジュラの放つ光線の示唆と思われる。
「明日のために撃つべし」 †
劇画『あしたのジョー』で矢吹丈に丹下段平が渡したメモに由来。
本作では丹下段平に微妙に似てるキャラが酒の代わりにネクターを手にしてる。
明日のために(その1)
ジャブ。
攻撃の突破口を開くため、あるいは敵の出足を止めるため、左パンチをこきざみに打つこと。
この際、ひじを左わきの下から離さぬ心がまえでやや内角をねらいえぐりこむように打つべし。
正確なジャブ三発に続く右パンチはその威力を三倍に増すものなり。
どなたですか? †
どなただろう? ボクシング繋がりで、たこ八郎か…?
クーヤンとの連携プレイ †
クーヤンがわけのわからないものに放ったのは魑魅魍魎の4文字。
自分の漢字が跳ね返ってバランスを崩すヤツ †
オープニングでグルグルの戦闘員から跳ね返った漢字でダメージを受けたり、
11話で汚れちまった3兄弟から蹴り返されて倒されたり、クーヤンの必敗パターンか。
今まで見えていたモロモロはまやかしだったのだ †
1話その2と同じく、グルグルの呪法による幻影だったのだろうか。
なんたらクロス †
特撮『超人バロム1』のバロムクロスが元ネタと思われる。(この動画の3:10くらいから参照)
なんたらたら †
惨痢王がついに登場。第2話へとつながった!
今夜のおかずは何がいいかな? クーヤンどう思う? †
第4話でソワカちゃんが食べていたチキンラーメンやカロリーメイト、
そして第5話で復活したクーヤンとの食事のメニューを考えると、感慨深いセリフである。
ちなみにソワカちゃんがおかず候補として出したのは「さかな」「かまぼこ」「なす」。
頭文字を縦読みすると、既におかずは決まっていたようだ。
さらに2文字目を縦読みすると、より具体的なおかずが分かる。
最後のシーン †
ソワカちゃんの背後でクーヤンが頭から食べられるという構図が、成人ゲーム『マブラヴ』で
神宮司まりも(通称:まりもちゃん)が殺されるシーンに似てるとの指摘あり。