護法少女ソワカちゃん第13話・注釈 †
護法少女ソワカちゃん第13話の注釈のページです。
動画のコメント、mixiソワカちゃんコミュ、2chソワカちゃんスレなどを
参考にさせていただきました。ありがとうございました。
漏れ・間違いなどお気づきの方は、こちらでご指摘いただけると助かります。
ソワカちゃん宇宙へ行く †
絵本『ステファン宇宙へ行く』が元ネタだろうか?
『スミス都へ行く』に始まり、『星の王子ニューヨークへ行く』『農協月へ行く』など
主語+目的地+「へ行く」というスタイルのタイトルは多い。
冒頭シーン †
『宇宙家族ロビンソン』だろうか? 元ネタ不詳。
2人の着てるTシャツは全日本暴猫連合(なめ猫)のマークか?
右手背景の「必要性を全く感じない壁」はやはり『2001年宇宙の旅』の「モノリス」が元ネタ。
羅睺(らごう)の星 †
羅睺(らごう)星は『宿曜経』で説かれる架空の惑星の名前。
インド神話に登場するアスラ神の1柱・ラーフの音写。
霊薬アムリタによって不死を得たが、ヴィシュヌ神に斬首され首だけで生きながらえているという。
そのことを恨み、太陽と月を飲み込んで日蝕や月蝕をもたらすと考えられている凶星である。
仏典では羅睺阿修羅王として説かれることもある。
タイトルシーン †
TVアニメ『ラ・セーヌの星』のパロディ。曲名の由来でもある。
割と食べられがちな傾向 †
さよならクーヤン、君のことは決して忘れはしーなーいー。
次々と逆マトリョシカる †
マトリョーシカは人形が入れ子になっているロシアの民芸品。
「逆マトリョシカる」のニュアンスはそこから察せられよう。
焦眉(こげまゆ)は小坊主救出 †
緊急事態をあらわす「焦眉(しょうび)」の訓読み。
救出と言いつつ、すでに星になってるが……
宇宙へ旅立つ列車 †
松本零士『銀河鉄道999』のパロディ。
後述するが御座敷列車らしい。列車のコードは悪魔の数字「666」。
夢は時間をうら(ry/時間も夢を †
松本零士が槇原敬之を訴えた盗作騒動で、問題とされた槇原敬之の歌詞のパロディ。
松本零士: 時間は夢を裏切らない 夢も時間を (決して) 裏切ってはならない
槇原敬之: 夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない
浦々他無他無(うらうらたむたむ) †
アニメ『ジャングル黒べえ』のEDテーマ「ウラウラ・タムタム・ベッカンコ」へのオマージュ。
汽車の先頭につけられたプレート †
左上の稲妻のようなマークは、サイキックTVの前身であるインダストリアルノイズバンド、Throbbing Gristleのマーク。
はたしてグルグル寺院の奥の広間と対応しているのか?
列車の車体広告 †
以下にまとめてみた。解像度が低いため読めない文字は〓で代用。
- 機関車・正面
- 栗栗クリニック
- 〓〓〓〓〓ブティック ヤマダ
- ご利用は計画的に
- 西日暮里ゼミナール
- 機関車・側面
- 天狗・寸止(?)
- 赤羽電気
- 金子のふとん
- 謎肉入り・カレー的な何か
- エレクトロ〓〓〓〓〓・鯖おちる・アルゼンチン純情派
- 客車1両目
- 客車2両目
- いつもあなたのおそばに・日本政府
- グローバルなネットワークを駆使したスピーディーかつフレキシブルなファイナンシャルソリューションをご提供・こども銀行
- BAR ARABIQ
- 客車3両目
- 仏具とラーメンのラ・マルセイエーズ
- かとり(蚊取り線香)
- ヌコヌコローン
- 客車4両目
- バーバー馬場
- HOTEL ラブ&ヘイト
- 最終科学研究所
宇宙桟敷の人々 †
映画『天井桟敷の人々』(1945・フランス)のもじり。
列車に間一髪乗ることができたソワカちゃん †
『銀河鉄道999』でも何度か似たようなシーンはあった。
小波旬がメーテル、ソワカちゃんが鉄郎という立場だが。
乗客について †
手前の車窓側は惨痢王の体内にいたモモショー御一行様。
中央にいるのは向かって右が魚を頭に被った「さかなさん」。(さくしゃさんのブログを参照)
左側の額に『神』と書かれたキャラは元ネタ不明。
奥の車窓側は向かって右手から以下の通り。
- シルクハット眼鏡と長身の不気味な男: カリガリ博士と眠り男
- ジャグリングしてるピエロ: 元ネタ不明。二毛作と書かれた帽子を被ってるようだ。
- 白装束で踊ってる人: 『天井桟敷の人々』の劇中劇に由来。
- 2本白い棒を持つ人: 同じく『天井桟敷の人々』の劇中劇に由来。持ってるのは弓と矢でギリシャ神話のアルテミスを演じているらしい。
- ナポレオンハットの男性:芸人の故・早野凡平か。『天井桟敷の人々』にもナポレオンハットの男が登場するらしい。
- レオタードの女性: ビデオ『少年達の宴』でグルグルビクスを踊っていたバックダンサー。
月を食らう暗黒星 †
江戸川乱歩『暗黒星』のほのめかしか。
私達の行く手阻む敵共 †
10話その2で黒瓜黒男が召喚したのと同じ化け物らしい。今度は複数体のようだ。
闇を裂く光 †
マロ強ええええええ。足がぬるぬる動いてる。
摩利支天(まりしてん) †
摩利支天は仏教の護法神の一つ。
日月の光線や陽炎を神格化したインドの女神マーリーチーに由来し、仏典では日天の眷属とされる。
本作品では猪に乗り三面二臂で剣を手にした天女として描かれている。
-様がみてる †
今野緒雪によるライトノベル『マリア様がみてる』のもじり。
略称「マリみて」は摩利支天でもそのまま通用してしまう。
3枚のカード †
ライフカードのCMのパロディか。
カードのデザインは、羅睺星と同じく『宿曜経』を通じて伝来した「九曜」に由来する九曜紋。
真ん中の大きい星が太陽で、周りを八つの惑星が囲む。家紋としても有名。
羅睺星も「九曜」の一つである。(詳しくは後述)
白蓮の花にさよなら †
落ちてゆくイケメン……9話とは立場が逆転してしまったようだ。
天翔けるOZA式列車 †
OZAは(Oriental Zodiac Astrology)の頭文字らしい。「Astrology」は占星術のこと。
「Oriental Zodiac」は通常十二支を意味するが、本作では仏典で説かれるインド由来の十二宮を指しているようだ。
なお、伏見稲荷大社では十二宮の意匠を凝らした釣灯篭が掲げられているらしい。
「OZA式」はつげ義春『ねじ式』のパロディ作品、赤瀬川原平の『おざ式』という漫画のタイトルに掛かってるかも知れない。
食らいつくザムザ1号 †
カフカ『変身』の主人公、青年グレーゴル・ザムザに由来。
ある日の朝起きると巨大な虫になってしまっていたところから物語が始まる。
馬鹿騒ぎするイカれた人たち †
筒井康隆『農協月へ行く』に登場する、宇宙船の中でどんちゃん騒ぎする人々を髣髴とさせる。
天ぷらの油に引火 †
「引火」はこの後の歌詞「因果」に掛かってる、かも知れない。
阿鼻叫喚 †
仏教に由来する熟語。阿鼻地獄と叫喚地獄とを合わせたほど苦しみ泣き叫ぶ様。
九曜 †
仏典『宿曜経』(文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経)に説かれる古代インド由来の9つの天体。
実在する七曜(日曜星、月曜星、火曜星、水曜星、木曜星、金曜星、土曜星)に
羅睺星(日蝕・月蝕をもたらす凶星)と計都星(彗星か?)を加えて九曜(あるいは九執)とする。
古代中国由来の九星(一白・二黒・三碧……)とは異なるので要注意。
真言密教では「星供(ほしく)」で掲げられる星曼荼羅や現図胎蔵曼荼羅に描かれる。
宿星 †
太陽・月、その他惑星の星の配置。
洋の東西を問わず占星術で用いられ、人生や事象に影響を与えると考えられてきた。
仏教では宿曜とも呼ぶ。
例のメッセンジャー †
麗子、キター! ヌーメンも!
熊のぬいぐるみはHome Sweet Homicideが初出と考えるべきだろうか。
操作モニター †
良く見るとオセロ。
客車でくすねた一升瓶 †
清酒・阿密哩多はサンスクリット語・アムリタの音写。
インド神話に登場する霊薬で、ラーフ(羅睺)はこれを飲むことで不死を得たとされる。
最後のコケシ †
これまで物語の陰でチラホラ姿を見せてきたが、本作では登場のさせ方が少し異なる気がする……。